2つのルーターを使いtransix環境を保ちつつ無理矢理ポート開放する
2022.06.14
CATEGORY : 通信
あんみんどうふです。
最近になってルーターをASUS製の「TUF Gaming AX3000」からNEC製の「Aterm WX6000HP」に替えました。1年ちょっとという短い間でしたが・・・。
我が家で契約している光回線はtransixに対応しているのですが、ASUS製ルーターがtransix非対応なためIPv4はPPPoE、IPv6はIPoEという普通過ぎる方法で通信していました。勿論、速度は速いとは言えませんしping(ラグ)は30ms~120msと上下激しめです。
transixとは
「IPv4 over IPv6」技術を使い、混雑の多いIPv4もIPv6として通信できるサービス。
対応しているプロバイダ・モデム・ルーターが限られている。
NEC製の「Aterm WX6000HP」はtransixに対応しており、pingは10ms~20msと素晴らしい数値で安定しています。設定した時あまりにもラグ無くて声出た。
劇的な速度改善が見込めるtransixですが、基本的に「ポート開放ができない」という(一部のユーザーにとって)大きな弱点があります。IPアドレスの割り当てが事業者側で行われるので・・・。
ポート開放できないということは即ち、マイクラサーバーが公開できないということです。ついこの前投稿したばかりなのに・・・。
ん?
transixで通信するルーターでポート開放できないなら、もう一つルーターを用意すればいいのでは?
ということで、新しいルーターに出番を取られた「TUF Gaming AX3000」くんを再利用します。
以下のように接続します。
メインルーターをNECルーター、ポート開放用ルーターをASUSルーターとして使うことにしました。
マイクラサーバーのみをポート開放用に有線で接続し、メインルーターとの電波干渉を防ぐためにWi-Fiを無効化しています。
本当はルーター同士を接続してメインルーターからポート開放用ルーターと通信できるようにしたかったのですが、接続する機器全てにデフォルトゲートウェイの設定が必要になり面倒極まりないのでやめました。
ポート開放の設定は前の投稿と同じようにしています。
静的IPマスカレード設定でPPPoEルーターのIPアドレス・ポート19132・プロトコルUDPで設定
↓
PPPoEルーターのポートフォワーディング設定でマイクラサーバーのIPアドレス・ポート19132・プロトコルUDPで設定
メインルーターにマイクラサーバーを繋いでいないのでローカル接続はできなくなりましたが、IPv4のグローバルIPアドレスを使えば接続できます。
かなり無理矢理ですがtransix環境を維持しつつポート開放できました。以上。