【CentOS6系】CentOS6.7にLAMP環境構築してみた。

2017.08.03

CATEGORY : CentOS Linux

どうも、リーフです!

今回はCentOS6.7に、PHP5.6、MySQL5.6、Apacheをインストールし、
LAMP環境を構築する方法を紹介していきたいと思います。

前回などは古いバージョンのLAMP環境を構築して来ましたが、
今回は割と新しいバージョンで行きます。

それでは、構築していきましょう。

今回設定する内容

【1】Apacheのインストール
【2】MySQLのインストール
【3】PHPのインストール

Apacheのインストール

まずは、Apacheからインストールしていきます。
特にバージョンのこだわりは無いので、今回も「yumコマンド」にてインストールしますが、
今回は最新バージョンを取得していくので、yumをアップデートしていきます。

yumアップデート

アップデートが終わったらApacheをインストールしていきます。

Apacheのインストール

正常にインストールが完了したか確認する為に、一度バージョンを表示させてみます。

Apacheバージョンの確認

バージョンが表示されたら、Apacheを起動し、ついでに自動起動の設定もしていきます。

Apache起動

自動起動の設定

こちらの設定をすると、サーバの再起動時にApacheが自動で起動するようになります。

ここまででApacheのインストール作業は完了です。

Apacheのインストールが正常に完了している場合、
ブラウザにIPアドレスを入力するとテストページが確認できますが、
確認する前に、iptablesの設定を確認しましょう。

ここで拒否する設定になっている場合は、テストページが表示されません。
※iptablesとは、Linuxのファイアウォールのことです。

iptables許可ポートの確認

今回の設定では、SSH接続に使用するポート「22番」しか許可されていない状態なので、
Apacheで使用するポート「80番」を許可する設定を追加します。

ついでに、SSLで使用されているポート「443番」も追加しておきましょう。

iptables許可ポートの追加

これで、ブラウザでApacheのテストページが確認できるようになりました。
確認してみましょう。
下記のようなページが表示されたら、正常にインストールが完了しています。

MySQLのインストール

MySQLもyumコマンドで簡単にインストールを終わらせたい所ですが、
今回使用したい「5.6」というバージョンはCentOS6.7では標準でインストールされません。
そのためrpmパッケージを使用して、インストールしていきます。

特にバージョンは気にしないよって方はこちらのコマンドでインストールできます。

5.6を使用したい方はrpmパッケージでのインストール作業をしていきましょう。

rpmパッケージでのMySQLインストール

まずは、ファイルをダウンロードするので、適当なディレクトリに移動します。

移動したら、rpmパッケージをダウンロードします。

rpmパッケージを使用してMySQLをインストールしていきます。

インストールが完了したら、バージョンを確認しましょう。

MySQLバージョンの確認

バージョンが表示されたら、MySQLを起動し、ついでに自動起動の設定もしていきます。

MySQLの起動

MySQLの自動起動設定

次に、MySQLの初期設定をしていきます。

MySQLの初期設定

このコマンドを実行すると、いろいろ聞かれるので軽く解説していきます。

Enter current password for root (enter for none):
rootパスワードが設定されていないので、そのまま「Enter」押下。
Set root password? [Y/n]
rootパスワードを設定するので、「Y」を選択。
New password:
新しいパスワードの設定。
Re-enter new password:
新しいパスワードの再入力。
Remove anonymous users? [Y/n]
誰でもログインできるユーザを削除する為、「Y」を選択。
Disallow root login remotely? [Y/n]
rootでMySQLにリモートログインを許可しないので、「Y」を選択。
Remove test database and access to it? [Y/n]
testデータベースは不要の為、「Y」を選択。
Reload privilege tables now? [Y/n]
上記設定による権限の変更等を即時反映したいので、「Y」を選択。

MySQLの初期設定も終わったので、使用できるか試してみましょう。

MySQLの実行

上記のような表示がされたら、正常に実行されています。

PHPのインストール

PHPも「5.6」を使用したいのでrpmパッケージを使用して、インストールしていきます。
理由はMySQLと同様です。

特にバージョンは気にしないよって方はこちらのコマンドでインストールできます。

5.6を使用したい方はrpmパッケージでのインストール作業をしていきましょう。

rpmパッケージでのPHPインストール

まずは、ファイルをダウンロードするので、適当なディレクトリに移動します。

移動したら、rpmパッケージをダウンロードします。

rpmパッケージを使用してPHPをインストールしていきます。

インストールが完了したら、バージョンを確認しましょう。

PHPのバージョン確認

バージョンが表示されたら、初期設定をしていきます。

PHPの初期設定

ファイルを開いたら「/DirectoryIndex」で検索し、変更していきます。

/AddType」で検索

/LoadModule」で検索

上記の修正が終わったら、Apacheを再起動します。

これでPHPが使用できるようになったと思うので、確認してみます。

PHPの実行確認

まず、ディレクトリを移動します。

次に、PHPファイルを作成します。

作成できたら、「http://IPアドレス/phpinfo.php」で接続してみます。

下記のようなページが表示されたら、PHPが正常に動作しています。

まとめ

今回は、CentOS6.7にLAMP環境を構築する方法を紹介しました。
まだ、勉強中な為、間違えている部分もあるとは思いますが、参考にしていただければと思います。

それでは、今日はこの辺で失礼します。