【CentOS6系】CentOS6.7にMySQL4.0.27をインストールしてみた。 – LAMP環境 –

2017.04.13

CATEGORY : CentOS Linux

どうも、リーフです!

今回から前回設定したCentOSに、LAMP環境を構築していきたいと思います。
まずは、CentOS6.7にMySQL4.0.27をインストールする方法を紹介していきたいと思います。
前回の記事はこちら↓

どうも、リーフです! 今回は前回インストールしたCentOS6.7の設定をしていきたいと思います。 前回の記事はこちら↓ https://www.terasol.co.jp/linux/446 以下の設定をしていきたいと思い...

MySQLのバージョンが「4.0.27」と古い為、今回はソースからインストールしていきます。

インストールの前準備

インストール作業を開始する前に、必要なものを準備していきます。

ソースのダウンロード

まずは適当なディレクトリに移動してから、ソースをダウンロードします。
旧バージョンのMySQLのダウンロードは、MySQL Archives – dbstudy.infoを参考にして下さい。

※CentOSを「Minimal」でインストールした場合、「wget」コマンドが使用できません。
下記のようなエラーが出た場合は「wget」をインストールしてから、ソースをダウンロードします。

wgetのインストール

ソースの解凍

ダウンロードしてきたソースは「tar.gz」で圧縮されているので、解凍作業をします。

インストール作業に必要なものをインストール

インストール作業に必要なものをインストールしておきます。

MySQL実行ユーザーを作成

MySQL用のユーザーアカウントを作成します。
パスワードは任意のパスワードを設定しておきます。

インストール用のディレクトリ作成

インストールするディレクトリを作成しておきます。
インストール時にこのディレクトリを指定して、インストールします。

コンパイル時のエラーを回避

コンパイル時に「my_fast_mutexattr」が定義されていないとエラーが出る場合がある為、
定義を強制してエラーを回避します。
解凍したディレクトリに移動して「mysys/my_thr_init.c」ファイルを修正します。

手順1:ファイルを開く

手順2:ファイルを修正する

以下のコマンドを実行して、検索を行い修正します。

インストール作業

インストール前準備が完了しましたので、実際にインストール作業へと移りたいと思います。

ソースコンパイルからインストールまで

今回はソースからインストールを行う為、ソースのコンパイルが必要になります。
下記手順に従ってコンパイルしていきます。

手順1:Makefileの作成

コンパイルを行うためにMakefileを作成します。
色々なオプションを付加できるので、それぞれの環境にあったオプションで作成しましょう。

今回付加したオプションは下記のような感じ

Makefileの作成が正常に終了すると、「Thank you for choosing MySQL!」と表示されます。
エラーが表示された場合は、オプションなどを見直しましょう。

手順2:コンパイルを行う(Makefileの実行)

先ほどのMakefileを使用してコンパイルを行う為に、makeコマンドを実行します。

必要なライブラリなどが不足している場合、エラーが発生する場合があります。
その場合は、不足しているライブラリをインストールしましょう。

手順3:インストールの実行

コンパイルが正常に完了したら、インストールを行っていきます。

こちらもエラーが発生していない事を確認しましょう。

シンボリックリンクを指定

シンボリックリンクを設定して使用しやすくします。

my.cnfの作成

MySQLの制御を行う為の設定ファイルを作成します。
my-medium.cnf」を「my.cnf」としてコピー

my.cnfの編集

手順1:ファイルを開く

手順2:ファイルを修正する

今回は、文字コードとして「EUC-JP」を使用する為の設定を追加しています。

mysqlログディレクトリ作成

MySQLのエラーログなどを保存するディレクトリを作成します。
エラーが発生した場合などは、このディレクトリ内に保存される
ログファイルを見る事で解決できる場合があります。

自動起動の設定・アクセス権限の設定

サービスの自動起動の設定をしていきます。
この設定を行うと、OSの再起動時に自動的にサービスが起動するようになります。
まず、下記コマンドで起動スクリプトを配置します。

先ほど配置した起動スクリプトに実行権限を付与します。

自動起動の設定を行います。

listサービスの自動起動設定の状態を確認する。
addサービスの自動起動設定が存在しない場合追加する。
onサービスの自動起動設定を有効にする。

正常に自動起動の設定がされた場合、下記のように表示されます。

MySQLの初期DBを作成します。

mysqlフォルダの権限をrootからmysqlユーザーに変更します。

サービスの起動

下記コマンドでmysqlサービスを実行します。

まとめ

今回は、CentOS6.7にMySQL4.0.27をインストールする方法を紹介しました。
この他にもインストールする方法やオプションの設定など色々ありますが、
自分はこの設定にしました。

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それでは、今日はこの辺で失礼します。